諏訪ジャーニー(小口正史)

「諏訪の可能性を実現する」をテーマに2017年5月から諏訪地域で活動中。宿泊、観光、サイクリング、開業応援、取材・記事作成などをしています。目標はみんな楽しく、それなりに稼ぐこと。収入0から挑戦しています。

経済成長のためにインフラ整備は必要か

「全県民が豊かになる。最強の地方創生。交通インフラの整備で長野県は爆発的に成長する!」

という講演会。そんなわけ…と思いつつ、参加したら、あれよあれよと納得させられました。笑

 

長野県というより日本全体の話かな。

インフラ整備が経済成長には必要ということが納得できました。


なんとなくインフラ整備って無駄使いなんじゃないかとか思って反対派でしたが、「自分が勉強していなかっただけだ」と恥ずかしい気持ちになりました…

 

青年会議所さん主催で、経済評論家の三橋貴明氏の講演会です。

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この方です。

 

 

頑張ってメモった内容、ご覧ください。
※主催者の方に許可をいただいて発信しています。

 

分かりづらかったらすみません…(そのときはコメントください)


流れとしてこんな感じです。

①豊かになる=実質賃金の上昇
②政府の消費、投資でしかデフレギャップを解消できない。
③デフレギャップ解消には「政府支出増大、減税、金融緩和政策」を行う必要がある。
④(補足)高度経済成長は生産性の向上によって生まれた。
⑤(補足)バブル崩壊によって経済が回らなくなった。
⑥とはいえ財源はどうするの?日本は借金が多いんじゃないの?のからくり
⑦日本は世界一のお金持ち?
⑧なぜ、政府投資が増えないのか。

あと、質疑応答です。

 

①豊かになる=実質賃金の上昇
・(幸福論的な話は別として)豊かさとは実質賃金の上昇により生まれる。
・実質賃金の上昇とは、賃金の上昇が物価の上昇より大きいこと。
(賃金が1.2倍になっても物価が1.5倍になったら実質的に賃金が上がったとは言えないよね、という話)

 

②政府の消費、投資でしかデフレギャップを解消できない。
・デフレギャップとは、潜在供給量と需要のギャップ。つまり100作れるのに、80しか売れない状態。
・売れない→値下げする→売れても所得は増えない→支出が増えない→売れない→値下げ、の繰り返し。
・デフレギャップを解消しないと、実質賃金は上がらない。
・所得が上がらないので、民間の消費によってデフレギャップを解消することはできない。
・100-80=20の差は政府が投資するしかない。

 

③デフレギャップ解消には「政府支出増大、減税、金融緩和政策」を行う必要がある。
・インフラ投資を削減し、増税したら、逆効果。支出も減り、デフレギャップは開いてしまう。
バブル崩壊後、デフレギャップが生まれているにも関わらず増税を行ったため、1997年から実質賃金は下がり続けている。
・8%の増税もこのタイミングですべきではなかった。

 

④(補足) 高度経済成長は生産性の向上によって生まれた。
・高度経済成長時は、逆にインフレギャップ(需要が多いのに、供給が間に合わない状態)が起きていた。
・インフレギャップを埋めるためには、「一人あたりの生産量×人数」のどちらかを増やすしかない。
・日本人が突然増えることもなく、当時の情勢として、移民を受け入れることができなかったため、一人あたりの生産量を増やすしかなかった。
・そこで、設備投資、人材投資、公共投資、技術投資を行い、一人当たりの生産量が増え(生産性が向上し)た。
・需要が多い→値上がりしても売れる→所得増→支出(需要)増→売れる、の繰り返し

 

⑤(補足) バブル崩壊によって経済が回らなくなった。
バブル崩壊→将来不安→貯蓄
バブル崩壊→借金返済
・経済は「消費、投資」でしか回らない。どれだけ貯蓄しても借金返済しても経済が回らない。
・そんな状態で、民間に「支出を増やしてください」と言っても無理。
・デフレギャップは政府支出で埋めるしかない。(例えばインフラ整備とか)

 

⑥とはいえ財源はどうするの?日本は借金が多いんじゃないの?のからくり
・国の財政破綻=政府の債務不履行(借金が返せなくなる)
・政府が債務不履行"しない"条件が2つあり、①国債の利率が上がっていないこと、②負債が自国通貨建てであること
・このどちらかが満たされれば、財政破綻することはあり得ない。
ギリシャの負債はユーロ建て、日本は円建て
財政破綻した諸外国は、外国からお金を借りているのに対し、日本は(銀行を通じて)国民からお金を借りている。
・(三橋さんは言っていないが、麻生太郎さんの講演を引用すると「日本の借金を家庭で考えると、父ちゃんが『会社で困ってるんだ。母ちゃん金貸してくれ』という状態」)

 

⑦日本は世界一のお金持ち?
・ただ、日本が海外から借りているお金は610兆円ある。
・しかし日本は海外に貸しているお金は930兆円。
・差額は310兆円。対外純資産は、世界で一番多い。

 

⑧ではなぜ、政府投資が増えないのか。
・国民(有権者)がこういった構造を理解できていないため、「インフラ反対」という政治家が当選する、もしくはわかっていても政策が実行できない。
・なぜ国民が理解できないか。①正しい情報に触れる機会がない、②自分たちが苦しい時に、行政がお金を使うことに前向きになれない心理

 

【質疑応答】
Q.理解できたが、我々地域住民にできることはあるか。
A.議員、政治家に訴えかけること。そして世論を巻き込み、そういったことが理解できている政治家が当選する世の中にしていく。

とのことでした。

 

下諏訪の町長さん、議員さんたちはどんな考えを持っているか、また機会があれば聞いてみたいと思います。

歴史的景観、自然景観には配慮してもらいたいところです。

(前々職時代の教えで、最前列で聞いて一番最初に質問するのはもはや習慣に)