諏訪ジャーニー(小口正史)

「諏訪の可能性を実現する」をテーマに2017年5月から諏訪地域で活動中。宿泊、観光、飲食、サイクルツーリズム、婚活、開業支援、取材・記事作成などをしています。

イベント②価値って何?

前に書いた、下諏訪パブリックハウス。

今回の利き酒イベントの価値が高いことがわかったエピソードがある。

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8種類+利き酒1種類の提供が終わったあと、少しお酒が余ったので、  
「追加で注文したい人は1杯200円で販売しますよー!」と言ったら

「えー!高いー!!」と参加者のみんなから総スカン

待て待てみんな、2,000円で8種類9杯のお酒を飲んでいるのだよ?

1杯あたり200円を超えているのだよ?

そう、イベント参加において、みんなはお酒を何杯飲んでいくらという金勘定ではなく、そのイベントが楽しそうかどうかで参加を判断し、結果楽しいかどうかで価値を判断しているのだ。

当たり前と思うかもしれないけど、この発見は大きな気づき。

同じ費用で価値を上げれば上げるほど、参加者は満足し、値段を上げられれば、寄付額が増える。

高付加価値、高単価のイベントをするには、コストを上げる(例えば高級な酒を揃える)ことだと思ってたけど、それは違った。

参加者が何に期待し、何を価値として捉えるか、それを突き詰めなければいけない。

そうしないと、1杯200円の日本酒は高く感じる。

なので、追加の注文は1杯100円にしました。