諏訪ジャーニー(小口正史)

「諏訪の可能性を実現する」をテーマに2017年5月から諏訪地域で活動中。宿泊、観光、飲食、サイクルツーリズム、婚活、開業支援、取材・記事作成などをしています。

一流店から学ぶサービスの本質

銀座NAGANOでフードイベントをするための下見と打ち合わせで東京出張中。

フードイベントのシェフのおすすめで、シャネルが手がけるフレンチレストラン「ベージュ アラン・デュカス」へ。

目的は一流を知ること。

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味はともかく、そこでサービスの本質を見た。(気がする)

 

接客はフランス人と日本人が4名ずつくらい。

 

特に全体を仕切っているフランス人の方に感動。

 

普通、スタッフは席を回って、食べ終わりのタイミングや飲み物の減り具合なんかを確認するんだけど、その視線が気になったりするもの。

 

そのフランス人スタッフの方は視線が全く気にならない。

 

見られているのはわかるんだけど、全然嫌な感じがしない。

 

なぜ?

 

とても愛嬌があって、まるで「お困りの方はいませんか?」とでも言っているかのように、腕をフリフリ、キョロキョロしながら歩き回っている。

 

ドリンクが減っていないか、料理が食べ終わっていないかを確認している
というより
お客さんが困っていないかを、ついつい気になって、心配している感じ。笑顔で。

お客さんのことを本気で愛している様子が伝わる。

 

それを演じていているとしても、受け取る方がどう感じるかということ。

 

時折出てくるニコニコ笑顔でのフランス語のコメントも惹きつける。

 

お客さんと接していないときに1人でオーバーリアクションしている姿も、なんだか楽しそうに働いている様子が伝わってくる。

 

彼がいるだけでなんだかリラックスできる。

 

結局のところ、サービスの本質は、当たり前みたいだけど、本気でお客さんに喜んでもらいたいという気持ちなんだろう。

 

うんちく語って満足してそうな人もいるし、偉そうに見える人もいる。

 

「◯◯そうに見える」ってことは、スタッフ本人がそう思っていなくても、そう思われた時点でそういうことになってしまう。

 

本気でお客さんを好きになれる仕事をしたいし、今の仕事をそう変えていきたいと思った。

 

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そしてお腹はもう少し引っ込めないといけない。